こんにちは、Kです!
新NISAが始まって久しいですがみなさんは投資、していますか? 投資は危ない、お金が減るかもしれないんでしょ?と考えてやらない人も多いと思います。でも実は皆さんも知らず知らずのうちに投資はしてるんです!(詳しくは後述します)
私は現在投資歴4年で、歴戦の投資家の皆さんからすればまだまだひよっこみたいなものです。でも私は昔、投資なんで絶対しない!と思っていたんです。でも日々節約貯金に励む中でお金に関する知識(金融リテラシー)がついてきてからは、投資について意識する様になり、投資はちゃんと学んで実践すれば怖いものじゃない、むしろ私の生活を豊かにしてくれる強い味方なんだ!と思う様になりました!
そんな私だからこそ分かる、まだ投資を食わず嫌いしている方の気持ちを交えて、現状の私の投資観について今回は紹介させていただきたいと思います!
これから投資を始めようと考えている方や、投資が怖くて二の足を踏んでいる方、調べるのが面倒でやっていない方のご参考になりましたら嬉しく思います!
結論から言うと、
- 皆さんは既に円に投資をしすぎている!
- 円だけに投資をしないで分散投資をしよう!
- 15年以上先(老後用の資金)に使う予定の余剰資金はインデックスファンドで運用しよう!
- 数年以内に使用する予定の資金や生活防衛資金は現金か債券で運用しよう!
投資とは
投資とは、リスクを取ってリターンを得る行為のことです。
例えば、
- 株式投資:株を買って、値上がり益や配当益を得る
- 不動産投資:不動産を買って、不動産所得を得る
- 債券投資:債券を買って、利子所得を得る
- 円(通貨)投資:日本円を買って、為替差益を得る
- 自己(人的)投資:FPの勉強をして、給料のいい仕事を得る
これらは全て、投資にあたります。
ただ今回はその中でも皆さんに是非実践していただきたい株式、債券、通貨投資に絞って解説させていただきます!もちろん自己投資もした方がいいんですけど、それはまた別の機会に!
株式・債券投資
まず、株式投資や債券投資は、その名の通り株や債券を買って、リターンを得ることができるものになります。ただ、このリターンを得るためにリスクも負うことになります。株式投資なら株の値下がりによる損失リスク、債券であれば償還(満期を迎えた時にお金が返ってこない)リスクなどを負うことになります。さらに外国の株や債券なら為替リスクも加わります。
勘違いされやすいのですがここで言うリスクとは、Risk(=危なさ)のことではなく投資用語としてのリスクです。投資用語としてのリスクは、価値の変動の大きさを表します。
例えば、昨日100円で買った株が今日90円になる様な株より、昨日100円で買った株が今日95円になる様な株の方がリスクが低い。
また、昨日100円で買った株が今日150円になる様な株より、昨日100円で買った株が今日110円になる様な株の方がリスクが低い。
このように、大きく減る可能性が高いもののリスクが高いのは分かりやすいですが、大きくプラスになる可能性が高いものもリスクが高い、と言います。
債権については満期を迎えた際に全額が返ってくるのと、一定期間毎に利息がもらえるので、基本的にはマイナスになることはありません。なので株式投資と比較してリスク低い投資になります。満期前に売ったり、外国の債券で為替差損が出た場合は別ですが。
ただリスクが無いわけではなく、先程の為替リスクもそうですが、債権の発行元(国や自治体、会社など)の資金繰りが悪化したり破綻した場合、償還が遅れたり償還されなくなったりする可能性もあるため、発行元が信用できるかをちゃんと見極める事が重要です!
円(通貨)投資
続いて、円(通貨)投資についてです。こちらは上記の投資をしていない皆さんでも実はやっています!
どういうことかと言うと、日本に住んでいる多くの方は基本的には日本円で貯金をしていますよね?また、給料も円で受け取っていますよね?
これらは円に投資している(= 日本円を買っている)、ということなんです。働いて給料をもらう場合も、日本円で給料がもらえる仕事に、自分という資本を投資している、と見做す事ができます。
日本円に投資している(買っている)からこそ、海外に行くときにドルなどにお金を換金する(ドルを買う)必要がありますよね?
この時、海外によく行く方はわかると思うんですけど、ここ数年でドル円レートが大きく変わっていて、
- 数年前:1ドルを100円で交換できた
- 現在:1ドルを150円前後で交換できる
となっています。この間、(インフレの影響は一旦除きますが)数年前アメリカで1ドルだったものは、現在でもそのまま1ドルで買えますが、
日本円で考えてみるとどうでしょう。数年前アメリカで1ドル(100円)だったものは、現在1ドル(=150円)です。これはここ数年で日本円の価値が大きく毀損していることを表しているんです。
ここで分かりやすい例として、数年前と現在のiPhone価格を紹介しましょう。
- 数年前に発売されたiPhone12(128GB)の発売当初の価格:799ドル(90,800円)
- 最新(2024年)のiPhone16(128GB)の発売当初の価格:799ドル(124,800円)
つまり米ドルでの値段は変わっていないのに、日本円での価格が大きく値上がりしています。
この様なドル円の為替レートの変動が昨今の物価高の大きな要因の一つ(他には国際情勢や世間のインフレマインドなども要因として挙げられますが)であり、ここ数年で円の価値が大きく下がったことの分かりやすい例です。
私たちは円を持っていた(円に投資していた)だけなのに、9万円じゃiPhoneが買えなくなってしまったんです!
もしドルを持っていた(ドルに投資していた)としたら、数年前と変わらず799ドルで買えたのに、です。
ここまで読んでいただければ、あれ?円で貯金していただけなのに買える物が減った。貯金は安全じゃないの?と思う方もいるかと思います。
そうです、日本円で貯金するだけでは安全とは言えない。貯金しているだけだと日本円に投資しすぎている(=日本円の価値変動リスクを取りすぎている)んです!
分散投資について
もちろん今後は日本円の価値が上昇する!と考えて日本円だけを持っている人は良いと思うんです。その場合、日本円の価値が上昇すればその恩恵を全て受けることが出来るので、投資と考えて日本円を持っているのであれば全然いいと思います。
ただ、なんとなく投資が不安だから、面倒だからと特に意識せずに貯金している方も多いかと思います。その場合は日本円に投資しすぎてリスクを取りすぎている状態になっている、と思った方が良いです。
ではどうすればリスクを減らせるのかというと、それは分散投資をすることなんです!分散投資とは、自分の資産を複数の種類の資産に分散して投資することです。例えば、自分の資産を日本国債、外国国債、日本株式、外国株式に分散して投資する、等です。
分散投資をすることで、一つの資産の価値が毀損したときも他の資産が価値を維持し(または上昇)てくれていれば、一つの資産に投資するよりもダメージは少なくて済みます!
例えば、日本円に資産の50%、米ドルに資産の50%を投資している場合、日本円の価値が半減したとしてもドルの価値がそのままであれば資産は75%残ります。これが日本円に100%投資していた場合、総資産は50%になってしまいます。
これが日本円だけに投資することのリスクであり、分散投資の大事さでもあります!
インフレに勝つためには株式投資も必要
ここまで通貨投資や分散投資の大事さについて解説してきましたが、ここで話を株式投資に戻しましょう!
株式投資は株の値下がりリスクを負う必要があるため、先ほどまでの通貨投資とは別の考え方が必要です。
先程までの話を聞いて、じゃあ複数の国の通貨で貯金をすれば大丈夫じゃないか!と思われる方もいると思いますが、実はまだそれだけじゃ対応できない事があります。
それがインフレです。
通貨を貯金しておくだけであれば、見た目(額面)上は資産は増えも減りもしません。(最近は微かに利息がつく様になってきましたが、微々たるものですよね笑)
減らない上に少しでも増えるならいいじゃ無いか、と思われるかもしれませんが、増えないということはインフレの影響によりモノやサービスの価格が上がって、貯金の実質的な価値が目減りしていくのを指を咥えて見ている、ということなんです。
昨今の物価上昇について、きっかけは日米の金利差による為替変動だったり、国債情勢の変化かもしれませんが、これからの日本は給料も物価も上がり続けるフェーズに入っています。
このようなインフレ下における貯金は、置いておけば置いておくほど価値が下がっていく資産になってしまうんです。
ではどうすれば良いのかと言うと、インフレに負けない資産を持ちましょう、と言う事です。今のまま貯金をしているだけでは沈みゆく船、であれば別の方法を模索してもがく必要があります。
そこで株式です。株式は一般的にインフレに強い資産と言われています。(株価は企業の業績に依存しますが、インフレ下では企業の業績も上がりやすいためですね。)
もちろん債権投資でも貯金よりは良いのですが、インフレに勝つことを目的とする場合、債権では少し力不足なところがあるので、ここでは株式投資も是非やってほしい!(債権投資との棲み分けは後ほど解説します)
ただ株式投資には危ないイメージがあると思います。一般的に株式投資が危ないイメージがあるのは、昔からある個別株投資のイメージが先行しているためです。
個別株投資は会社ごとに発行している株を買いますが、もし買った株を発行している会社の業績が悪くなったり倒産したりすると、最悪株の価値がなくなってしまったりします。
このように個別で会社の株を買う場合、その会社が大丈夫なのか、情報収集をして、さらに金融政策や国際社会上勢も加味して将来の予測を立てた上で購入しないと損をしてしまう可能性が高くなってしまいますので、非常に難易度が高く、初心者にはあまりお勧めできる物ではありません。
また個別株投資のリスクを下げるため、一般的に多くの投資家は何十何百社の株に分散投資(株式投資でも分散投資は有効)する方法を取っていますが、多くの人はそんなにたくさんの会社について詳細に調べて分析して買うことなんて出来ないですよね。時間的にも難易度的にも。
でも!現代社会にはそんなみなさんの心強い見方、文明の力とも言うべきインデックスファンド、というものがあるんです!
インデックスファンドとは、優秀なアルゴリズムによって選び抜かれた優良な会社の株の詰め合わせパックをまとめて買うことができるものになります!このインデックスファンドに投資することで、株式投資のリスクを抑えつつ、株価の上昇(リターン)を狙うことができるんです!
インデックスファンドについて
株式投資のリスクを抑えつつ、株価の上昇(リターン)を狙うことが出来ると言われても、そのインデックスファンドがまだよく分からないですよね。
なのでここではそのインデックスファンドについて、具体例も合わせて紹介させていただきたいと思います!
インデックスファンドの代表例としては、新NISAでも人気のS&P500、オルカンと呼ばれているものが挙げられます。
S&P500とは、アメリカの代表的な株価指数のことで、アメリカの大企業500社の株価をもとに構成されています。たとえば、Apple、Google(Alphabet)、Amazon、Microsoft、Teslaなど。
この指数S&P500に連動する様に運用される投資信託が、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)などのファンドになります。私はこれを毎月積み立て投資しています!
またオルカン(オール・カントリー)とは、全世界の株式市場に分散投資するインデックスファンドのことで、
→ アメリカ、日本、ヨーロッパ、新興国など約50か国以上の株に投資。
ほぼeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)というファンドのことを指します。こちらも私は持っています。以前積み立てで買っていたものをそのまま保有している形です。
分散投資の観点からいくと、アメリカ株だけしかないS&P500よりオルカンが良さそうに思うのですが、過去の平均リターンを見るとS&P500の方が少し優秀なため、国際分散(安定)を取るか、リターンを取るかというところですかね。
個人的にはアメリカ企業は世界中で稼いでいるので、アメリカ株しかないS&P500だとしても十分分散になっているとの結論に至り、期待リターンの高いS&P500を積立投資することにしています。
債権投資は必要?
まず結論から言うと、ライフステージに応じて債権または現金をある程度資産に組み入れましょう!
ここまでリターンの観点から株式投資が良い旨を説明してきましたが、例え上記のインデックスファンドで分散投資していたとしても、株式投資のリスクがゼロになるわけではありません。あくまで個別株投資に比べてリスクを抑えられると言うことです。
なので、短期で見ると相場が下落した時に価値がマイナスになってしまうことも往々にしてあります。というか絶対あります。
長い目で見れば上昇傾向にあるこれらのインデックスファンドも短期的には上がったり下がったりしますので、人生のアガリが近い方(資産を取り崩すまでの時間が短い方)や数年以内に大きな出費を控えている方は、資産の中で債権や現金を多めに組み入れることが必要です。
これは必要な時期が来た時がもし相場が下がっている時期だった場合、せっかく投資したのに結局減ってしまった。と言うことになりかねないためです。
なので、使う時期が近づいてきたらリスクを下げるため、債権を組み入れましょう!
この時、債券と現金のどちらを選べば良いかは正直好みですが、個人的には日本の(個人向け)国債を買うなら現金(貯金)で良いんじゃないかなという気はします。
ただ例えば子どもが大学に入るなど5年後に使う予定があるけど今は使わない、と言ったお金は国債を買っておけば少しですが貯金よりも増やせますし、直近は確実に使わないお金であれば債権も良い選択肢です!
私の投資割合
ここで私の投資割合について紹介したいと思います!
私は引退までまだまだ時間があるので債権は組み入れておらず、最低限の貯金の他はほぼ株を買っています!なので、貯金10%、株90%くらいですかね!
株の内訳としては、日本株:米国株が1:1になる様に個別株を持っているのと、他はインデックスファンドを積み立て投資しています。なので株資産としては少しアメリカに偏っていますが、私自身が日本資産と考えることができるのでそこでバランスを取っていこうかなと思っています!
おわりに
今回は私の投資に対する考え方について、各資産の特徴を交えて紹介させていただきました!
ぜひこの記事を参考に一緒に豊かな生活を目指しましょう!少しでも今後の皆さんのゆるく楽しい生活のためになりましたら嬉しく思います!
ではまた〜