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何となく理系国公立大学院まで行った人の末路 ~ 大学/大学院に行くデメリットと行くべき人

2025年6月6日

こんにちは、Kです! 最初に謝らせてください。国公立は盛りました。私が行ったのは公立の大学院です笑

さて新年度が始まって2ヶ月程、生活も落ち着いてきた頃じゃないでしょうか。学生さんはそろそろ大学や大学院への進学について真剣に考え出す頃かもしれません。(もう遅いか?)

2025年現在でも日本の学歴社会は未だ健在と言えますので、大学や大学院を出ておくとで有利になることも多く、大学や大学院に行くことを検討される人も多いと思います。

今回はそんな皆さんに向けて、理系公立大学院を出たあと一般企業の技術職としてそこそこ働きストレスで禿げた私が思う、大学・大学院に行くデメリットや行くべき人について、大学以外の選択肢も踏まえて話してみたいと思います!

今後の人生の参考にしてもらえればと思います!


結論:若い自分の時間は何より貴重。目的が無い人は行かなくていい

まず最初に結論から! 大学/大学院に行くべき人は、

  • 大学で学びたいことがある人
  • 大学に行くことが将来の目標に繋がる人
  • 安定思考の人 & まだ将来のことを考えれらていない人

です。

まだ安定志向の人 & まだ将来のことを考えられていない人は、可能な範囲で出来るだけ良い大学に行っておけば潰しがきくので、後ほど説明するデメリットを踏まえた上でとりあえず行くのもアリです。

また、大学に行って人生の夏休みを謳歌したいんだ!と言う人も同じく、後述するデメリットを理解した上でなら行くのもアリです。私自身、大学時代は無駄な時間が多かった気がする一方、良い経験だったとも考えているので、その考えを否定する気はありません。

ただ、せっかく大切な時間とお金をかけて行くのですから、基本的には目的を持って行くのが大事です。特に自分の若くて貴重な時間を4年以上も賭ける(投資する)んだと言う事を理解しておくと、今後の人生の為になると思いますよ。

私が大学院に行った経緯

もう遠い昔ですが私は、良い仕事に就くためには大学を出るしかないと考えて疑うこともなく、大学、大学院へ進学し、結果としては無事一般企業に就職することができました。

ただ、私の場合は大学に行く際に将来のことなんて全く考えていなくて、親が高卒で苦労していたこと、高校が進学校で周りもほとんど大学に行く環境だったことにより、大学に行く以外の選択肢が頭ありませんでした。

大学院に関しても、まだ働きたくない、良い就職先がないという何となくな理由で進学を決めました笑

結果として特別やりたい事がなかった私の唯一の武器としてこの選択が活きた訳ですが、結局就職してからしんどいと言う結果になってしまったので、可能ならもっと考えた上で進学を考えるべきだったな、と今では考えています。

なので皆さんは私の反省を活かし、どこの大学に行くかだけでなく、本当に行く必要があるのかについて考える機会にしてもらえればなと考えています!

現在の私

私は大学院を出てからずっと同じ企業で技術職として働いています!転職したいとずっと言い続けてはいますが、日々の生活で一杯一杯なので結局ずるずると同じところで働き続けています...笑

仕事内容として技術の仕事は特に、一生インプットとアウトプットをし続ける必要があるんですよね。もちろんある程度蓄積される知識も必要とされますが、基本的には常に新しいことを学んで業務を続ける必要があります。

常に新しいことをできる環境は刺激的で面白い部分があるのは事実ですが、昔から勉強が嫌いだったので、私にとって面白く無いことも勉強し続ける必要がある技術の仕事はそこそこ苦痛だったんですよね...多分向いてない笑

理系職は常に人不足なので残業も多いし...笑

なのでずっと他の生き方を考えていたんですが、今以上に自分が世の中に貢献できる仕事が思いつかず、というのは綺麗事で、単純に自信がなくて動けずにいました。年齢的に転職もまだ出来なくは無いんですが結構ギリギリだし、ニッチな職種なので転職すると今より年収が下がるリスクも高くフットワークは重い。

もっと若い時から働くことができていれば、もっと自分に合った職への転職もし易かったと思います。でも時間は巻き戻す事はできません。

このまましんどい仕事をずっと続けてやっと迎えた老後、そこから過ごす余生を思い浮かべた時に年老いた体でできることは限られていて、若い時にしか出来ないことをたくさんやっておけば良かったって言うだろうと思うですよね。

人生100年時代、今日が人生で一番若い日です。今からでもまだ遅くはないと考え、とにかく何か始めてみようと思って始めたのがこのM&K Lifeの活動なんです!

大学/大学院に行くことのデメリット

私が大学院を出た結果、変に歳を重ねてしまったせいでフットワークが重くなり、もがき続けていることは伝わったかと思います。勉強が嫌いな私は必ずしも大学に行かなくても良かったかもしれないですよね。

なので大学に行くことによるデメリットについて考えてみたいと思います。

若い自分の時間が奪われる

まず、大学に行くことにより若い自分の時間が奪われてしまい、自分の可能性を狭めてしまう可能性があることがデメリットになります。

もちろん大学に行ってやりたいことがあるのであれば積極的に進学すべきですが、大学に行くと言うことは自分の大切な時間をそこで学ぶことに投資すると言うことですので、目的を持って行くべきです。

と言いつつ私は当時、時間の大切さを微塵も理解していなかったので、今思えば怠惰な時間の使い方をしていました。なので私と同じく怠惰な学生生活を謳歌した人とはぜひ仲良くしたい。まだ怠惰に過ごしていない人は反面教師にして欲しい。

私は時間の大切さを投資から学びました。投資(特に長期投資)において時間は本当に大切で、時間があれば小さなお金も大金に育てることができます。いわゆる複利の力ですね。

一般的な投資は資本(お金)が必要ですが元々お金持ちの人でもない限り、誰でも初めはゼロですよね。でもお金がゼロだったとしても誰もが持っている資本があります。

それが「自分自身」です。自分という資本を労働市場に投資することでお金を稼ぐことが出来るんです。

であればその資本である「自分自身」をどう育てるかは、若いうちにかかっています。歳を取ってからでは成長も遅くなる上、成長したとしても運用する時間が減っていますので頑張って育てたとしても得られるリターンが少なくなります。(活用できる時間が少ないので)

なので大学や大学院、その他の道を選ぶ段階である若い時から、自分という資本をどう育てるかを考えるべきなんです!

私はそこまで考えられていなかったので今さら頑張っています。まだこれから進路を考えている方は、自分の大切な時間を大学で学ぶことに使っても良いかをぜひ考えてみて欲しいです。

将来の時間も奪われる

これはバイトの時給と考えてもらえれば分かりやすいかと思いますが、お金持ち以外の方がお金を稼ぐには、基本的に自分の時間を使って稼ぐことになります。

つまり時間をお金に変換すると言うことですね。

大学に通うためには決して少なくないお金が必要です。両親などに学費を払ってもらえる家庭ばかりではないと思いますので、もし自分で学費を払う場合は、奨学金を借りるのが最も一般的な方法ではないでしょうか。

もちろん計画的な人は高校時代からバイトである程度貯めていたり、優秀な方は学費が免除になったり貸与型の奨学金を獲得できる場合もあるでしょうが、そんなのはごく一部の人です。

奨学金を借りると言うことは、将来自分で返済する必要があると言うことです。返済する際には自分で稼いだお金=自分の時間を使って返済しますので、大学に行くことによって間接的に将来の自分の時間を奪うことになります。

私は大学と大学院含めて合計700万円程度の奨学金を借りた結果、月々約4万円の返済に追われることになりました。これは実際結構大変ですよ。一人暮らしの社会人にとっての月々4万円がいかに大きいか...毎月Switch買えるて(Switch2は無理だけど2ヶ月に1台は買える)

私は家庭の事情によりフルマックスで借りることになったのでここまで大きな額になりましたが、多少なりとも援助がある人はもう少し小さな額になると思います。それでも将来決して少なくない返済が待っていると考えると、少し気が重いですよね。

さらには大学に通うには学費以外にも、教材費や交際費、交通費、下宿するなら生活費もかかってくるはずです。この辺りの費用も「自分自身」への投資と割り切ることが出来るのか、ぜひ考えてみて欲しいです。

やりたいことだけに時間はかけられない

大学では多角的な知識を学べる一方、自分の学びたいことや将来のためになることだけを学べる訳ではありません。

全く興味がないことだったとしても、もしその単位が進級や卒業のために取得が必要なものだったら学ぶしかないんです。私の様に興味ないことが全然覚えられないタイプの人はすごく辛いです。

もちろん色々なことを学べるのは楽しい面もありますし、知識や考えの幅、将来の可能性を広げることができるメリットでもあるんですが、やりたいことが明確にある人にとっては、そのことだけに時間を使えないのはデメリットです。

現代は大学に行かずとも知識を得るための環境が整っています。YouTube、Google検索からでも多くの事を学ぶことが出来ますし、最近は優秀なAIに先生をさせることもできます。

やりたいことを実現するためにお金が必要な場合は、早く働き始めてその資金を稼ぐのも選択肢の一つです。

なのでやりたいことが明確な場合で、目標達成のために必ずしも大学に行く必要がないのであれば、大学に行く以外の選択肢も検討してみてください。私の周りにも高専卒で優秀な人はいますし。

大学/大学院に行くべき人

では大学/大学院に行くべき人とはどんな人なのかというと、

大学で学びたいことがある人

大学の座学で学ぶものの多くは自分で調べて学習することが出来る時代ですが、やはり体験や実習を通して学ぶものごとについては大学に分があります。

なので座学以外で学びたいことがある人は、ぜひ大学に通うべきだと考えています。

例えば芸術、音楽、医療系などは貴重な体験をさせてもらえるため大学に通う意義も大きいと考えますが、私が通っていた情報系は正直もう大学で学ぶ必要は薄いですよね。

今は小学生もプログラミングを学ぶ時代ですもんね。私の頃はプログラミングもまだそこまでメジャーではなかったんですが、時代は変わりましたね。

大学に行くことが将来の目標に繋がる人

また、大学に行くことで資格が得られたり、将来やりたいことをする為に大学を卒業することが必要な場合はもちろん大学に行く必要があるでしょう。

教員や医者、研究者など、必要な知識を得るために必ずしも大学に行く必要がないとしても、大学に行くことが将来への近道になる人も大学に行くべき人になります。

私の大学でも特定の単位を取得すれば教員の資格取得ができたんですが、正直他の勉強で手一杯だったので私は取得を諦めました笑

安定思考の人 & まだ将来のことを考えれらていない人【最終手段】

前述の通り、現在も学歴はある程度重要で、それなりの大学を出ていることで最低限の教養があることを示すことが出来ます。

またもし大学院を出れば、それだけの学習能力や問題解決能力、忍耐力など社会に出てから重宝される能力がある人だということが証明されます。

なので、安定思考の人&まだ将来のことを考えられていない人、つまり将来何をするかはさておき一般企業に勤める可能性がある人は、大学を出ておくことである程度潰しがきく様になります。

先ほど紹介した通り、時間的なデメリットがあるので個人的には全くおすすめしないんですが、私と同じく将来何するかまだ考えられていない人で、一般企業に勤める気がある程の安定思考の持ち主は、一旦大学に行くのもアリではあります。まっっっっっっっったくおすすめしませんが!笑

もしまだ間に合う方はよく考えてから、最終手段にしてください笑

おわりに

今回は私が何となく大学院を卒業してから就職して失敗した経験から、大学/大学院に行くデメリットから行くべき人について書かせてもらいました!

歳をとるにつれて時間が経つのが早くなる(これも相対性理論なんだっけ?)のを感じ、投資をかじったことでさらに時間の大切さを学んだ私が、過去の経験から学んだ反省を今後の未来を生きる人の教訓として残すため、この記事を書かせてもらいました。まだ私も全然老い先長いですけどね笑

私は勉強が嫌いだったけど、勉強したこと自体は無駄ではなかったと思っているので、勉強が嫌いだからと言ってやらなくても良いと思っている訳ではないですよ!

自分に合ったこと、自分に向いていることを学べば良いんです!自分に向いていることを探すためにも、色々試しに学んでみることも知見を広げる意味でも良いと考えているので、その辺りは覚えておいて欲しいかな、と思います。

皆さんがより良い未来に向かって歩むため、将来について考える機会にしてもらえれば嬉しく思います!

ではまた〜

PS:YouTube7本目投稿しているので、見てねー!内容は何の為にもならないものですが笑

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